第13回実践勉強会

実践勉強会実施レポート
報告者:保険学術部 田中敏郎・佐川雅夫・中畔勇一



  1. 開催内容
  2.    開催表題=第13回 水虫について

       開催日時=平成19年7月19日(木)20:15?21:50

       開催場所=大田文化の森 4F

       参 者=美原薬局:田中、サガワ薬局:佐川・牧原・嶋田・川口、アサヒ薬局:中畔、ひろみ薬局:宮田、

           大森会営薬局:橋本、スヤマ薬局:須山、江島薬局:江島・浅野、京浜堂薬局:保科。

  3. テーマ内容
  4.    ?:爪白癬の治療について、ノバルティスファーマから説明していただきました。


      • 足の爪は約1年でターンオーバー(入れ替わり)する。1年を目安に治療を行う。

      • 治療は内服薬で行い、外用薬を補助的に用いる。爪の内部に空洞が出来ている場合は内服でも

        効果が弱く、その際にはドリルで爪に穴を開け、外用薬を滴下する場合もあるそうです。

      • テルビナフィン内服の場合、6ヶ月服用しその後6ヶ月経過を見ながらターンオーバーを待つ。

        (6ヶ月服用した場合テルビナフィンはその後6ヶ月は効力があり真菌は増えないそう。)

        基本的にはテルビナフィン内服の保険適用は6ヶ月まででそれ以上連続して処方される場合、

        厳しい地区では査定される可能性があるそうです。

      • テルビナフィン6ヶ月服用とイトラコナゾールのパルス3回を比較した場合、治癒率、再発率

        いずれもテルビナフィンが優位とのこと。


    ?:水虫の服薬指導について

        ・清潔を保つ・・お風呂マットは毎日洗う、または乾燥させる。床は毎日掃除機をかける。

        寝具も定期的に洗濯する。

        ・乾燥・通気性を高める・・出来るだけ裸足ですごす。5本指の靴下を履く。風呂上りはよく乾燥させる。

        ・家族にうつさないために・・お風呂マット・タオル・爪切り・スリッパ・寝具は共用しない。

        ・外用薬の塗り方・・風呂上りに塗る。患部より広く塗る。完治したと思ったときから1ヶ月は塗り続ける。

        ・水虫に関し相談を受けた場合・・水虫と他の疾患の判別は難しく、基本的には皮膚科の受診を薦め

        真菌の有無を確認した後治療を始めていただく。それでもOTCによる治療を希望された場合は、

        1週間使用し症状に改善が見られない場合やかぶれてしまった場合は使用を中止し皮膚科を受診

        するようお話する。


    今回の一押しパンフレット

    ・現代人は水虫になりやすい!? ツムラ PAST18

    水虫になりやすい環境、直すためのポイントが解説されています。大きさも薬袋と同じくらいです。

    ・爪物語 ノバルティス LAS192G(N010)SC50M

    爪の基礎知識と爪白癬の治療に関し詳しく解説されています。大きさは薬袋と同じくらいです。


    今回の一押しwebサイト

    「水虫対策と予防  http://www.mizu-mushi.com/ 」・・・水虫対策と予防で検索してください。

    水虫の種類、白癬菌の知識、皮膚の構造、治療法と治療薬、水虫に似た病気・症状、

    水虫Q&Aなど上記パンフレットより詳しく解説されています。


    以上。

                                         

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