保険薬局におけるジェネリック医薬品の選択基準に関する実態調査

2015年3月14日 第七回大田区医学会
大田区薬剤師会 学術委員会 中畔勇一

 現在、医療費抑制の国策として、処方箋への一般名記載処方とジェネリック医薬品(以下、ジェネリック)への代替が推進され、保険薬局においてジェネリックの調剤率は急速に高くなっている。しかし場合によっては、ジェネリックに替えたことによりアドヒアランスに影響を及ぼす可能性もあり、ジェネリックの選択は調剤において重要な課題と言える。
 患者にとって好ましいジェネリックとは、先発品から切り替えた際に違和感無く使える外観や使用感のもので、かつ経済性が高いものであろう。さらに内服薬であればOD化、苦みのマスキング、小型化等、外用薬であれば使用感の向上、デバイスの簡素化など、先発品にない付加価値のあるものであればメリットはさらに増す。一方、薬局で揃えておきたいジェネリックの選定条件としては、先発品と同じ規格及び包装がそろっている、供給が安定している、添加剤が先発品とほぼ同じである、刻印やシートが判別しやすいデザインである、十分な情報提供が行われている、薬物動態曲線が先発品のそれと類似する等が挙げられる。上記以外にも様々な選定基準があると思われるが、個々の薬局の事情によりその優先度は異なるであろう。
 今回、大田区薬剤師会では各薬局におけるジェネリックの選択基準と、ジェネリックがアドヒアランス等に影響を与えた事例についてアンケート調査を行い報告する。

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