小児医療における保険薬局での問題点とその解決策
2014年3月8日 第六回大田区医学会
大田区薬剤師会 学術・DI委員会 千葉憲一
小児患者の処方箋を受け調剤するにあたっては、成人への対処とは異なる種々の問題が存在する。患者の背景因子(年齢、体重、既往歴、副作用歴)以外にも、錠剤・カプセルの服用可否、数種類の散剤の処方での混合適否、乳児への服薬指導(散剤を混ぜる媒体の可否)等、配慮すべき多くの事項がある。それらは画一的観点で対処できないものもあり、保険薬局の現場では様々な問題が生じている。 問題事例をいくつか挙げると;1.抗生剤と整腸剤の組み合わせでの適応外処方(ビオフェルミンRはニューキノロン系、ホスホマイシン系には適応外、またラックビーRはテトラサイクリン系には適応外)、2.体重が考慮されていない過剰・過少用量、3.インフルエンザ罹患の吸入未経験の幼児に吸入薬が処方され、吸入実施直後に嘔吐、4.発熱時では減量ないしは休薬すべきテオドールと他剤との混合処方、等々。
大田区薬剤師会では、これら小児医療現場での諸問題とその適切な改善策・指導例を紹介する。
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薬剤師として社会的活動を行うとき、薬剤師の団結の中心がなければ社会的評価や地位の向上は難しいと考えています。薬剤師会は、医師会・歯科医師会と共に医療担当者の一翼を担って、薬剤師の職能を確立し発展させるべく幅広い活動を続けております。
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